驚愕の婚活パーティー。恋色の空に闇を見た。(その3

その2の続きとなります。

 

 

で、最後のトークタイムがスタートします。

最初のトークタイムと同じスタイルでローテーションしていくやつです。

ただし、今回は女性がローテーションしていきます。

いわゆるオッパブスタイルです。

 

 

 

 

 

皆んなとちょっと打ち解けあった感じでお話しして終了。

 

 

 

終了後に気に入った異性の番号をプロフィールカードに記入します。

相思相愛状態になった異性がいればカップル成立って事みたいです。

この辺りはちゃんと司会進行のCDプレーヤー君が説明してくれます。

ほんと有能です。

 

 

その後、ローラが回収に来てくれます。

ついでにドS女も何やら各席を回って何やら会話しています。

 

で、わい氏のところにも周って来て

 

「実は、この後同じ場所で4時からパーティーを行うのですがいかがでしょうか。」

「今なら参加費5000円が3500円で参加できます。」

 

だってよ。

 

思わずわい氏、パーティーってどんなのですか?普通の会食みたいなやつですか?って質問しちゃう。

 

 

ドS女は若干驚きながら

「ええっと、会食と言いますか・・・今行ってるのと同じようなパーティーです。場所はこの場所です。」

ってちゃんと答えてくれました。

 

 

 

 

ああ、ごめんごめん。

そっちの世界ではこういう会合をパーティーって言うのね。

すまんすまん、忘れてた。

こっちの世界では精神修行って言うんだ。

そこんところよろしく。

 

 

答えはもちろん No.

っていうか全員断っていました。

当たり前だ。

こんな精神修行これ以上やってられるか。

その上追加でお金を払うなんて馬鹿げてる。

むしろ金よこせってレベル。

 

 

 

 

 

 

そして運命の発表。

 

どS女が初めてマイクを手にとって喋ります。

 

「今回は、なんと、3組のカップルが誕生しました。」

「それでは発表します。」

 

全く抑揚のない声で3組のカップルそれぞれの番号を読み上げます・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わい氏    落 選

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、成立したカップルは前に呼ばれます。

どうやらこの後、連絡先交換タイムがあるらしいです。

 

 

 

 

ドS女が再びマイクを取ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは皆さん、本日はありがとうございました。」

「お気をつけておかえりください。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴様ぁぁぁああああああ!

 

 

 

 

 

 

 

 

まじでこれで終わりかい。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜今日やったこと〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

①  小汚い雑居ビルの会議室でパイプ椅子に腰掛けていた。

②  何人かの女の子と数分会話した。

③  クソまずい水を飲んだ

                      以上

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

これはひどいw

 

 

どS女

「それではまず男性が先にご退出下さい。女性はその後退出してください。」

 

 

 

 

おまwwwww

 

 

そしてCDプレーヤーは

「今回カップルが成立した方も、成立しなかった方もありがとうございました〜。気をつけてお帰りください。」

「実は、このパーティーで意外と多いのが、隠れカップルです。」

「今回、カップルが成立しなかった人同士、帰り道で密かに連絡先を交換して、その後カップルになっていることが多いのです。」

なんてことを垂れ流している。

 

流れている音声の絶妙なテンションの高さが退出するみんなの神経を完璧に逆撫でしています。

 

ほほう。破壊されたいのかね君は。 

 

 

 

うなだれるもの。

こみ上げる怒りを押し殺すもの。

ため息をつくもの。

困惑するもの。

 

 

賭博黙示録カ●ジに出てくるエスポワールが実在するとなると船内はきっとこんな感じでしょう。

 

 

 

 

 

続々と男たちはエレベーターに乗り込みます。

 

皆、

 

「酷ぇ・・・」

「え?まじでこれで終わりなの?」

「嘘でしょ・・・」

と漏らします・・・

 

ところがどっこい現実・・・現実なのです。

地下労働確定みたいなテンションです。

 

そして地獄はまだ続く

驚愕の婚活パーティー。恋色の空に闇を見た。(その2

前回の続きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で・・・!

 

 

 

CDプレーヤーから何やら開始する旨のアナウンスが流れます。

 

婚活パーティースタートです。

 

席順についてはだいたいこんな感じ

↓             ↓           ↓

 

    

       前

     司会の2人

 

   女 男   女 男  

   女 空   女 男  給 

   女 男   女 男  水

   女 男   女 空  ス

   空 男   空 男  ぺ

   女 男   女 男   I

   女 男   空 男       ス

   女 男   女 男  

 

       後

 

 

 

「空」って書いてるとこは空席です。

 

 

お察しの通りパーティーとは名ばかり。

面接会場の待合室状態。

 

 

 

 

 

 

 

お食事??

 

 

 

 

 

 

 

 

んなもんねえよ甘えんな。

お前ら人間だろうが。

水と酸素があればしばらく生きていけるだろう。

 

 

 

そう言わんばかりに会議室サイドの長机上に設置された給水スペース。

水入りのピッチャー数杯と紙コップが置かれています。

 

 

 

机の上の様子を察するに午前中も同様のパーティー(笑)が開催された模様。

飲み終わった紙コップが机の上に散乱しています。

 

 

せめて空きコップぐらい片づけようや。

校内マラソン大会の給水場の下位互換程度のクオリティ。

もはや驚くことでもないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず第一回目のトークタイムスタート。

お隣の女の子とお話しようってさ。

 

 

 

 

 

 

そして1分ぐらい経つと席移動。

 

女性はそのままの席。

 

男性はみんな一つ前の席に移動。

 

オッパブの逆みたいなのをイメージしてもらえると分かりやすいと思います。

 

女性の皆様には深くお詫び申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、上の図からわかる通り女性の空席がいくつかあります。

空席横に移動となった男性は約1分間の「無」を体験することとなります。

 

 

 

 

因みに私は「無」に耐えきれず給水スペースに行って水を飲んでいました。

すまんが精神が持たない。

 

 

そして水についても期待を裏切らないクオリティ。

 

 

氷が入っていて冷えている??

ああ?んなわけねえだろ。

 

 

安心と信頼の常温保存です。

 

 

 

 

ピッチャー内にはビルの水道水をそのまま入れたと思われる水。

多分、会議室もといパーティー会場出入り口付近にあるトイレの水道から汲んで来た水でしょう。

 

そもそも飲める水なのか?

 

給水管内の下水っぽくサビくさいフレーバーが入っています。

 

ワタクシが小学校の頃、校内放送で教頭先生が校舎の水道水は絶対に飲まないようにと言ってたことがありました。また、手洗い場には水を飲まないようにと注意書きもされていました。

しかし、小学生のワタクシはそれを無視して水を飲みました。

 

その時の味を完全再現していました。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず全席ローテーション、各人が全ての女の子と喋ります。

あとプロフィールカードを見せ合いっこします。

 

わい氏を含めみんなプロフィールカードの記載方法の説明なしの状態。

空欄が目立ちます。

プロフィールカードの書き方を共通の話題として話のネタにしていくスタイルを確立するわい氏。

 

 

 

 

見た感じ学校の先生や保育士、看護師の女の子が多かったです。

住んでいる場所もみんな県内の子。

話をしてもほぼ話にならないぐらいリアクションが薄い子がいたりしましたが(なんでここ来たの状態)大体みんな普通の子。

 

 

見た目についても特別かわいい子もなければブサイクもなし。

つまり普通の子の集まり。

因みにメンズも同じ状態。

 

 

 

 

超絶ヤバイ人がいたらある意味楽しいのに期待は裏切られました。

ちくしょー。

 

 多分このパーティー(笑)会場で一番ヤバイやつは僕でしゅ。ドゥフフ

 

 

 

 

そしてどう考えてもやっぱり司会の女の子(ローラ似)が一番かわいい。

ホントまじで。

あと2番目は受け付けのドS女

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、フリータイムに。

みんなが席を立って好きなところに行って自由に話ができるってやつです。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず適当な女の子のところにいく。

 

 

 

 

 

わい氏、3人ぐらい女の子が固まってたところに凸、戻ってきたよ〜って話をして会話に入る。

どうやらその3人組女子、同じ地元の子みたいで気付けば地元トークに花を咲かせる状態。

 

 

 

 

 

1000円を払って地元身内トークをする女達と5000円を払って全く知らない地元身内トークを聞き続けるわい氏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地獄かよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そそくさと退散。

 

 

 

 

 

 

 

その後数人と会話してフリータイム終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みなさーん、プロフィールカードにお気に入りの人の番号は書けましたかー?」

「これからプロフィールカードを回収しまーす!」

「係りの人が回っていきますので手渡してくださーい。」

 

 

 

司会進行役のCDプレーヤーからアナウンスが流れる。

 

 

 

 

 

そんなもの聞いておりません。

よく見ればそんな欄ありましたね。

今から急いで書きます。

とりあえず感じの良かった女の子の番号を記入。

 

 

 

 

周りを見るとみんなわい氏と同じ状態で焦りながら記入。

 

 

 

 

 

これは完全なる初見殺しの不親切設計。

おい、パーティー(笑)開始前にせめて一言二言でいいから事前に説明しておけよ。

 

 

そこの司会進行役2人組、お前ら働け。

 

 

 

特にキャバクラボーイ野郎。てめえは許さねえ。

 

 

 

 

もはや、

 

記入欄があるなら埋めておくのが当然だろう。

もう成人なんだから自分で考えて行動しろ。

なんでも教えてもらえると思うなよ。

 

そう言わんばかり。

 

会社のクソ上司に言われてムカついた言葉トップ3に入るやつです。

まさかここでも会社のクソ体験を擬似的に経験できると思わなかったわ。

 

本当にありがとうございました。

 

でも、流石にこれは説明なしだときついです先生。

 

 

 

 

 

その後、回ってきた司会進行役のローラにプロフィールカードを手渡す。

相変わらず素晴らしい。

グレート。

わい氏、怒りゲージがリセットされる。

 

 

 

その後、しばらく経ってから集計されたプロフィールカードが返却される。

 

 

 

よく見るとプロフィールカードの

 

「あなたのことが気になっている人」

 

という欄にある番号に丸が付けられている。

 

 

 

なるほど。

これを元に今後の戦略を練れってことね。

 

当然そのことについても特に説明はなし。

何でもかんでも教えてもらえると思うなって事ですね。了解でしゅ〜。

 

 

あと、もう一度言うけど司会の二人、お前ら働け。

特にキャバクラボーイ野郎。テメェは許さねえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてCDプレーヤーから音声が流れる。

最後のお話タイムスタートだってよ。

 

続く

驚愕の婚活パーティー。恋色の空に闇を見た。(その1

こんにちは。

いきなりですが彼女いますか?

 

 

 

 

 

 

私はいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職場の先輩に

 

「彼女いないなら婚活パーティーいけばいいじゃん〜」

「結婚したらいけないよ。」

 

 

 

 

 

って言われました。

 

何事も経験。

 

やるっきゃない。

 

その翌日、地元(地方都市)の婚活パーティーに行きました。

 

 

因みに参加者は20代限定。

 

 

 

 

 

 

わい氏スペック

性別 男

年齢 20代後半

身長 175センチ

フツメン(だと思いたい)

職業 会社員

彼女いない歴 約3年

 

 

 

 

パーティー自体は午後1時から開始。

 

 

で、午後12時50分頃に会場に到着。

 

 

勝手におしゃれな会場だと思い込んでいましたが驚愕。

 

 

ただの駅前の雑居ビル(小汚い)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々迷いながらもエレベーターで4階の会場へ。

 

ドアが開くと驚愕。

 

ただの殺風景な会議室にパイプ椅子が30席ほどある状態。

 

 

 

 

なんかの面接の待合室か?

ああん?

 

 

 

 

 

会場には私以外の参加者がほぼ全員着席。

男女比率は概ね5対5(若干男子が多い)

 

 

 

 

入り口には長机と受け付けの姉ちゃん(20歳代半ば)

 

 

正直言って愛想はクソ最悪。

 

 

 

無表情で事務的。

見た目はSっぽい。

セクハラすると遠慮なくビンタしてきそうなタイプ。

個人的にはゾクゾクする。

 

 

 

 

参加費5000円(女性は1000円)を支払うと同時に

プロフィールカードを記載するよう言われる。

 

 

 

 

内容については

 

名前、年齢、職業、年収、趣味、最近興味のあること

 

等々

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは番号札を手渡される。

胸に付けとけってよ。

 

 

 

 

因みにプロフィールカードには気になる相手の番号や話が合った相手の番号を書く欄等がある。

 

 

念のために受付け姉ちゃんに記載方法を確認する。

 

が、

 

クソめんどくさそうな顔しながらさっさと会議室もといパーティー会場に入るよう指示を受ける。

詳しいことはそこで説明するってよ。

話しかけんじゃねえよクソ童貞って顔に書いてある。

 

 

 

まじでたまんねぇ。この冷たい感じ。

最高だ。

 

 

 

 

因みに受け付け時に

 

プロフィールカードを書くためのボールペンを忘れた場合(申込時に言われている)

 

罰としてボールペン(●イソーとかで10本入り100円で売ってる書き心地ゴリゴリ最悪ペン)をドS受け付け姉ちゃんに売りつけられるシステム。

 

お値段100円なり。

 

 

わい氏と同時に受け付けを行なっていたメンズは購入の刑に処される。

 

 

わい氏、ジェットストリームインク0.7ミリを持参し事無きを得る。

 

 

 

 

 

 

 

で、

 

 

 

 

 

 

いざ会議室に突入

 

指定された席に座る。

 

会議室内にはさっきも言った通りパイプ椅子30席ほど

 

男女比率は概ね5対5(若干男子が多い)

 

女の子が座る席には空席がちらほら

 

 

 

 

 

 

 

 

壇上がわりにホワイトボード前に長机。

 

 

司会進行役っぽい男女が1名ずついる。

 

男は金髪短髪、キャバクラのボーイっぽい見ため。

スーツを着た20代。

 

わい氏、ちょっと前行ったキャバクラのボーイと瓜二つな見た目だったから思わず会釈しかける。

 

多分他人です。

 

 

 

 

女は20代半ばで茶髪、ちょい色白。お目目ぱっちり。

芸能人で例えるならローラを日本人っぽくした見た目。

 

 

つまりクソ可愛い。

 

どう考えても可愛い。

 

優勝。

 

この空間で間違いなく一番。因みに2番はさっきの受け付けドS女。

 

なんでこの2人が司会者側なんだ。

 

ここにきてぶつけようの無い気持ちが湧き上がる。

 

 

 

 

 

 

前の長机の上にCDプレーヤーがある。

どうやらこのプレーヤーから流れる音声に従って進行するみたい。

 

婚活パーティー始まるってよ。

 

 そもそもパーティーなのかよこれ。

 

どう見ても小汚い雑居ビルの会議室に男女数十名が押し込まれてパイプ椅子に座ってるだけなんですけど。

 

まだパーティー始まっていないのにこのグダグダ感やばくないっすか?

 

 

 

嗚呼、ローラ(似)かわいいな。

 

続く